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■多少冴子のパズル事件簿■
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「かまきり返して!」 作・新沢としひこ 私の名前は多少冴子、パズル専門の探偵をやっている。 今日の依頼人は自信のなさそうな細身の30男だった。 「彼女から変な手紙をもらっちゃったんです」と男は言った。 「『かまきり返して』って書いてあるんですけど、かまきりなんて借りてないですよ」 「何だい、彼女はかまきりマニアかい?」 助手の塚江内蔵が今日も 間抜けなことを言っている。 「フフフ、ちゃんと全部を見なくてはだめよ」多少冴子が言った。 「この絵はなんですかねえ?」 「これはきっと天秤ばかりよ。つまり『かき+くり+きのこ+りんご』と『のりまき』が釣り合っているってことね。」 「ごんたくんとこんたくんっていうのは誰ですかねえ?」 「これはヒント。ひらがな一文字が数字ひとつに対応してるのよ。つまり『かまきり』も四桁の数字ってことね。ねえ、あなた、彼女にお金かりてない?」 「えっ、ああそう言えば…」と男はうろたえた。 「早く『かまきり』円、返さないとふられちゃうわよ」 さあ、かまきりが表す四桁の数字とは?
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